バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
今年で8年目を迎えたカン・コイでの焼きネギパーティ=カルソタダ
 毎年恒例となったマシアCan Collでの焼きネギパーティ=カルソタダがこの週末行われた。


後ろの馬はダルメシアンのようなスポットを持つ。犬も馬もダル柄だ。

2008年からカルソタダ担当シェフがジョルディとなり、毎年進化を遂げ、今年は500本ものネギをドンピシャ=puntualの焼き加減、しかも短時間に効率的に焼く方法を開発した。ネギはバイスの三兄弟のところで取れた、サイズが揃っていて味の良い本場ものを3年前から提供してもらっている。



これが2008年バーベキューを使った焼きネギ。
評判を聞きつけ年々参加者が増え、今年は500本ものネギを焼くことになったので、ジョルディは廃品のベットで大きな焼き網を用意した。それがこれ。野性味のある野外料理だ。


ネギを50本ずつ針金に通し、10束にして2束ずつ焼いていく。


薪には昨年剪定されたブドウの枝を使う。そうすると香ばしい味が焼きネギに滲み込む。


まるでメザシのように連なった真っ黒に焼きあがったネギ。


女性陣が焼きあがったネギを手際よく10本ごとに新聞紙に巻いていく。


焼きネギの後は、弱火で子羊の肉を焼く。


最後は腸詰めで閉める。


カタルーニャの伝統のポロン。この容器を使ってワインをみんなで回し飲む。
まずジョルディがお手本を示してくれる。さすがにワインを垂らすことなく上手に飲む。
上手い人は上唇にワインを当てることによって、大口を開けることなくカッコいい。

Jordi
Gema
Yuichi
Keiko



さあ アタックという感じで紳士、淑女も皆わき目も振らずガッツリと食付いている。
焦げて墨状になった外側をギュッと押すと中からトロリとした甘い焼きネギがでてくる。
Keikoが作ってきた焼きネギ用ロメスコソースも評判で、今年はさらに美味しいカルソタダとなった。
500本の焼きネギはあっという間に皆の腹に納まった。




セラミック製のダルメシアンのアンティーク置物のプレゼントを持つMaria

ネギ、山羊の肉、ソーセイジと飲み物はカバ=発泡性ワイン、赤ワインすべて地元で取れたカタルーニャやの素晴らしい食材を使って本当に満足行く美味しさで、マシアCan Collで早春の楽しい一日を過ごした。

プチホテルレストランとしての本格営業が望まれている。
| u1arc | マシアCan Coll再生  | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ガウディの故郷タラゴナのマシアCan Collを田園ペンション申請


先日、マシアCan Collをカタルーニャ田園ペンションCasa ruralの申請手続きにジュジョールのモンセラット教会のあるモンフェリ村の役場まで行ってきた。
申請書類を見た村の担当者も大変乗り気で、10月中には許可を出すようにすると言ってくれたので一安心である。

ようやくこれでカン・コイがカタルーニャ州政府公認のペンションとして新しく生まれ変わることになる。
 
6年前には廃墟であった古民家が再生され、ガウディの故郷,タラゴナ地方の宝(joia del pages) として蘇ったのである。
http://www.u1architects.com/cancoll/index.htm



フランスのストラスブールの犬友の息子カップルがバカンスに遊びに来ている。









双子のベジェス兄弟は焼きネギ=カルソッツの時期(11月〜4月)にはレストランもオープンさせたいと期待が膨らんでいる。

「日本からのお客さんも歓迎します。」とのこと。
| u1arc | マシアCan Coll再生  | 02:47 | comments(0) | - | -
マシアCan Collをカタルーニャ田園ペンションに
マシアCan Collプロジェクトの6年目の春が来た。バイス3兄弟の現場に行った帰りに立ち寄る。



マシア入口前のアーモンドの花が咲き始めたところだ。


過去にこのブログでも紹介している。
http://blog.u1architects.com/?cid=28836

最初に5匹のダルメシアンが迎えてくれ、その後、膝を骨折し、会社を休職中のマニエルが迎えてくれる。手術は成功し、ようやく杖無しで歩けるようになったという。柵の中に入ると、今度は3匹の馬が出迎えてくれる。この馬たちは、近くの馬術クラブからゆずってもらったらしい。

この動物たちと共にマシアCan Collはカタルーニャののどかな田園の風景として溶け込んできている。






今回立ち寄った目的は、マニエルが来年には年金生活に入ることができそうなので、ここを当初の計画通り田園ペンションとして機能させようという相談であった。

カタルーニャも週末、バカンスを石造りの古い農家屋でのんびり過ごしたいというアグリツーリズモが流行って来つつあり、そのペンション、ホテルの条件を満たしたものだけが正式に認定される仕組みになっている。

それで、これを機に書類を整え正式にペンションとしてカタルーニャ州に申請することになった。




15世紀オリジナルの石積みアーチの窓。



暖炉があるサロン兼食堂。元馬小屋だった所。石灰岩の岩盤だった床を1m程掘り下げ、10cm厚のスタイロを入れ断熱し、天井高を高くした。2つの石積みのオリジナル半円アーチ窓、2本の木の大梁を2本の斜めの支柱で支えている。この空間はニコニコで双子の兄弟ベジェスをシンボリックに表現している。



ペンション用に貸し出すスイートルーム。寝室は天井が高く、天窓からも光が入り『明るい部屋』になっている。
窓を開けるとバルコニーがあり、そこからのブドウ畑の風景が素晴らしい。



カタランボールトで創った新しい階段。壁はそれぞれのエポックで作られていて多少ジグザグしてい面白い空間だ。各エポック5百年の歴史を繋ぎ、天上へと導いている階段である。



階段室を上がった所の窓からの眺め。長い年月を経て古色になったスペイン丸瓦を通し、人家のない緑の小高い山を望む。ローマ時代からこの風景はあまり変わっていないだろう。その山の向こう側には世界文化遺産、ローマ遺跡のタラゴナの地中海がある。



エメラルドグリーンと白のタイルを交互に張ってマシア風に私がデザインし、新しく改築した使いやすいキッチン。既にこの石積みの空間に馴染んだオリジナルの風格を持っている。

年金生活をカタルーニャの田舎で、ダルたちたくさんの動物たちと共に静かに快適に暮らそうという夢がもうすぐ実現しようとしている。

このプロジェクトは単なる古民家改修プロジェクトに終らず、本当のレアルな『エコ建築生涯プロジェクト』として続いていくであろう。
| u1arc | マシアCan Coll再生  | 20:57 | comments(0) | - | -
マシアCan Coll ネギ焼きパーティ
この日曜日、気温は25度まで上がりもう初夏の陽気の中、マシアCan Collにてスペインダルメシアンクラブのメンバー27人と19匹が集まり ”フィエスタ カルソタダ(ネギ焼きパーティ)”が行われた。



ネギ焼きは、タラゴナのこのバイス地区の秋から春にかけての名物料理となっている。バーベキューで、昨年剪定したブドウの枯枝を薪とし、玉ネギを長ネギ状に特別に栽培したものを外側が炭状に黒くなるまで焼く。それを左手でギュッと握ると、ツルッと内側のトロ状になったものが右手で簡単に引っ張り出すことが出来、それをロメスコと呼ばれるタレを付けて、顔を空に向け豪快に食べる。これが本当に旨い。この時期、それを専門に食べさせるレストランがあるが、ヨーロッパ中からそのネギ焼きを食べるために、2年先まで予約で埋まっている程の人気である。



バーベキュー施設の整った前庭で、これだけの人数分を、クラブのメンバー皆でワイワイと和気あいあいとその準備で人もダルも楽しんだ。ネギ焼きはスペイン丸瓦に盛り付ける。

スペインのコンクールで金賞を取ったという、地元モンフェリ村産
のカバ(スペイン産シャンペン)でクラブの皆とダルに乾杯!

最後は、手作り自家製、ショートケーキ、チョコレートケーキのスウィートで締め括った。

Can Collプロジェクトは、施主が住みながらセルビルドを行っている超スローな建設で、今年で5年を迎えるが、イベントを重ねるごとに時間と共に、ますます魅力ある建築へとなってきているように思う。
建築は人生と共に生きていくのだということを実感する。
アーモンドの木に吊下げられたハンモックに横になり、海から吹いてくる春のそよ風を感じながら、フィエスタの後のシエスタを一人楽しんだ。
| u1arc | マシアCan Coll再生  | 18:08 | comments(0) | trackbacks(0) | -
マシアCan Coll 第1回スペインダルメシアンクラブ大会本部に!



タラゴナの古民家再生工事を4月30日付けのブログで紹介した。
http://blog.u1architects.com/?cid=21584
そのマシアCan Collが5年の改築工事を経て、第1回スペインダルメシアン大会本部として先週末晴れがましいお披露目となった。遠路はるばる来た人たちの宿泊所としての機能を兼ね備えた素晴らしい建築として生まれ変わった。(写真1)
ホームページでも紹介しているが、クライアントは私たちのダルメシアンのブリーダーであるベジェスの双子兄弟で、イギリスの友人をドックショウのオフィシャル審査員として招待し、クラブ大会を開催するのが永年の夢であった。彼女は、ダルメシアンのブリーダーとしても世界的に有名で、あのディズニーの映画『101Dalmecians』の主人公ポンゴの血統を生み出した人でもある。馬の血統と同様、犬の血統に関してはイギリスにはスタンダードを守るという歴史と伝統があり、たいへん奥が深いので、最初は全く興味なかった私でも、ヨーロッパの王様たちの系統図を見て行くように物語があり、興味が湧いてきた。
大会会場は、この村(モンフェリ)にあるジュジョールのモンセラット教会前広場で行うことになった。スペイン各地、更にスイスからの参加もあり18匹がその美しさとスタンダードを競った。その中でもベストインショウと2位に選ばれたのが、うちの愛犬マツとラン、三位はマツの子が選ばれ、うちの子達の独占という嬉しい結果となった。(ダルメシアンに関しては、ホームページhttp://www.bosquedesantcugat.com/参照のこと)
奇しくもジュジョール、マシアCan Coll再生、ダルメシアンの三位一体で第1回スペインダルメシアン大会は参加者たちとの交流を深め、和気あいあいと大成功に終わったのである。
| u1arc | マシアCan Coll再生  | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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