バルセロナ建築漫遊記・未来へ

バルセロナから未来への気ままな発信です。
今年もサンアントニオのパレードがやって来た!


楽団の太鼓の音と共に今年もサンアントニオのパレードがやって来た。



今年はヘルニアで療養中のマツとベランダでお出迎え。



マツの背骨のヘルニアが治ってまたサンクガットの森を走れますようにとサンアントニオに祈りを捧げる。



サンアントニオの後は地元馬術クラブの行列。



フォーマルにカッコ良く決めている。



その後は小さめのポニーに乗った子供たちを母親が連れ添う。



馬術クラブの行列の後は様々な荷馬車が通る。



その中でアンダルーススタイルに決めて馬と一緒にフラメンコのパソを踊る。これぞスペイン馬術の極意。







プドウ収穫の籠を載せたロバ。



ワイン樽を曳く馬車。









カタルーニャの民族衣装を着たおじさんがカタルーニャと独立共和国の旗を立てお気に入りのバルサの選手の写真を下げた荷車を曳いての行進。



松の丸太を積んだ荷車。うまく荷崩れしないようにロープ掛けしている。





パレード最後は颯爽とした美女の乗馬姿。

これで2013年、サンクガットの街のサンアントニオのパレードが終わった、



| U1 | サンクガットの街 | 17:35 | comments(0) | trackbacks(0) | -
今年のサンクガットのレジェスマゴス=東方の三賢王のパレード
昨日1月5日はスペイン恒例のレジェスマゴスの日。

4年前は本場バルセロナのRejes Magos=東方の三賢王のパレードを見たが、ここ数年は自宅テラスからサンクガットのレジェスマゴスのパレードを見るようになった。

前の道路が騒がしくなりパレードが始まったらしい。
さっそくテラスに出てみると、大勢の人が道の両側に集まっていてパレードが来るのを待っている。お隣さんも子供たちと見物で挨拶を交わす。この時ばかりは大人も子供も一緒になってワクワクしている。



最初のパレードの車が来た。



トラックの荷台にはピーターパンの衣装をきた子供たちが乗っていて沿道の人々に飴を投げている。
横では同じようにコスプレした親たちが楽しげに踊り始めた。



キティちゃんも登場。昨年はドラエモンであった。



バルサファンの子供たちを乗せた車。



サングガット風にトラクターにひかれデキシージャズ楽団の登場。



紙ふぶきが舞い、



きれいな黄色いドレスで着飾って愛想を振りまく可愛い娘さん達。



三賢人の一番目メルキオール。今年は雪の玉座風の椅子に座っている。ここでレジェスマゴスパレードの最高潮を迎える。



2番目はガスパール



最後は一番人気の黒人の王様バルタサールとなる。

 2013年、今年のレジェスマゴスのパレードが過ぎて行く。


| U1 | サンクガットの街 | 20:40 | comments(0) | trackbacks(0) | -
今年のサンクガットのレジェスマゴス=三賢王のパレードとレオナルド・ダ・ヴィンチ
これはレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた東方の三賢王の礼拝の絵(1481)



今年のレジェス マゴス=三賢王のパレードは自宅のテラスからの見物する。

バルセロナのレジェスマゴスは東方から船に乗ってやって来るが、私の住むサンクガットの街には、毎年ヘリコプターで乗り込んでくる。近年、バルセロナからたくさんの子連れのファミリーが移り住んできていて、子供達の多い街となりこの日は大人も一緒になって大いに盛り上がる。

バルセロナみたいにショーアップされてなく、先頭はいなたく農耕用のトラクターで曳きながら楽団の乗った車が賑やかなデキシージャズの音楽を奏でながら過ぎていく。



今回初めてスペインでも子供達に大人気のドラえもんが登場。頭には竹コプターも付いている!



カタルーニャの伝統的な赤い帽子を被ったスモック姿の保育園の園児たちの乗った台車。先生と一緒に飴を沿道の観衆に向かってばら撒く。やはりスペインでも人気の日本のアニメ『クレヨン伸ちゃん』の一コマのよう。




カタルーニャの旗を立てた赤と青のバルサファンの車。



今年はショートケーキ風のお菓子の山車に乗る三賢人。ここまでくると子供達の興奮の最高潮に達する。次の日の朝のレジェスマゴスからのプレゼントに期待が膨らむ。





これで2010〜2011年にかけてのスペインの長いクリスマスが終わる。


松の内が終わった昨日8日、玄関扉の門松を外し3匹の愛犬を連れ森へ行く。
そして森の奥にあるこの古いレンガの橋の上から流す。






きれいに青空が広がっていた。左がモンセラ、右がサンリョレンスの山。眼下にはサンクガットの街。
この2つの山はスペインの守護聖人そのものということに気が付いた。サンリョレンスはカタラン語で、スペイン語ではサンロレンソとなる。聖杯をスペインにもたらした聖ロレンソと黒いマリア様のいるモンセラは陰と陽のペアになっている。この絆は深そうだ。

レオナルド・ダ・ヴィンチも先祖は東ローマ帝国(ビザンツ)から南フランスへ渡って来たカタリ派で、13世紀の中頃、キリスト教の異端として弾圧を受け、現在のイタリアのトスカーナの方へ逃げ延びたファミリーという説が最近本になった。
その本のプロモーションビデオを見ると、ダ・ヴィンチは1481~83年に親戚にいるバルセロナに来て、モンセラに行ったことになっている。モナリザは黒いマリア様=モレネッタに影響されて描かれたものとする仮説まで作り出している。そこではサンクガットのカテドラルまで登場し、当時錬金術師で有名な所であったという解説までされているので驚いた。あの預言者で有名なノストラダムスも、バルセロナ王の領地であった南仏のモンペリエ大学で医学博士号を取り、1543年から10年程放浪し、特にバルセロナとシシリアを好んでいたとあるので、15,6世紀ルネサンス期、この辺りは錬金術の中心地だったらしい。



これはダ・ヴィンチによる岩窟の聖母(1483−86)
この本の説によると背景に描かれている尖がった山々はモンセラになっている。ということは、この岩窟はイグナシ・ロヨラの聖窟の場所???
岩窟にロヨラが籠って『霊操』を書いたのは1522年とあるから、もしかしたらこのダ・ヴィンチの絵を見ていたのかも?

これって新たなダ・ヴィンチコード!!!

なんてと新年からどんどん妄想が広がってしまった。

| U1 | サンクガットの街 | 21:06 | comments(0) | trackbacks(0) | -
昨日1月17日は動物の守護神=聖アントニウスの日

昨日1月17日は動物の守護神=聖アントニウスの日
毎年私の住むサンクガットではこの動物の守護神を祝うパレードが盛大に行われる。



今年はわが家のテラスからのパレードを見ることになった。マツも聖者の行進を見守る。






どういうわけか子供たちが乗っている馬車に女性物の下着が釣り下がっている。
『聖アントニウスの誘惑』に必要なものだったのだろうか?



着飾った乗馬クラブの一団。



コルクの原料となるコルク樫の木の皮を荷台に載せ当時の衣装で馬車を曳く。



聖アントニウス祝う特別のドーナツ状のケーキの広告。

聖アントニウスはサン アントニオと呼ばれガウディ然り、スペインで人気のある聖人である。フランシスコ修道会のバドゥバの聖アントニオもこのアントニオに由来する。
3世紀の中頃、エジプトのキリスト教徒の裕福な家庭に生まれたが、相続した財産を妹や貧しい人々の為に譲り、自分は砂漠で修道士として苦行し、たくさんの 弟子に囲まれて105歳まで生きたと言われている。その様子をアレクサンドリアの主教が『アントニオの生涯』としてギリシア語で書いて、それがキリスト教世界に広まり、 100年後に修道院の創設者として聖人として祀られたらしい。

修道士会の始まりとされているベネディクトは、6世紀ローマ近郊のモンテ・カッシーノでアポロ神殿跡に修道院を建て会則を定め、キリスト教修道院の原型を作った。それがローマ法王権力と結びつき対異教勢力として中世ヨーロッパ全土に発展して言ったように思える。

その時期に聖書とほぼ同様の権威をもって読まれていたのが、ディオニシウスの『天上と教会のヒエラルヒア』で初期の中世建築にかなり影響を与えたようである。『天使』について書かれたもので、先回のイグナシオ聖窟教会の天使のレリーフで気になったルネサンス建築や絵画にある『翼を持った天使』のイコンの意味をとく鍵になる。

普段普通に行われているキリスト教の宗教行事から西欧の建築図像学的な理解が深まっていく。

| U1 | サンクガットの街 | 16:06 | comments(0) | - | -
!!!ツール・ド・フランスが自宅横を走り抜けた!!!


!!!ツール・ド・フランスが自宅横を走り抜けた!!!

ツール・ド・フランス第7ステージ。
バルセロナからアンドラまでのコース224km。今回の区間の最長距離。バルセロナは1965年以来2度目、44年ぶりのツール・ド・フランスである。バルセロナの街からからティビダボの山を越えた最初の街が私の住むサンクガットの街である。道沿いにはたくさんの人が応援に出迎える。
















ツール・ド・フランスが単なる自転車ロードレースではなく、国を超えたヨーロッパの初夏の大イベントであることが今回でよく解った。今年はモナコからスタートし、地中海岸を走り、ピレネーを超え、バルセロナに入った。バルセロナから北上し、ピレネーの国アンドラを抜けてまたフランスに入る。そこから、飛行機、高速鉄道を乗り継いで最後、パリ凱旋門の最終ゴールを目指す。初夏の素晴らしいフランスを自転車レースと共に全世界に発信する観光立国が国を挙げてこのレースに取り組んでいる。特にフランス国家警察が国の威信をかけてこのレースにのぞみ、その機動力をいかんなく発揮していて成功に貢献している。スペイン国境内に入っても,一般道でこのレースを先導し、大勢の観客も含めコントロールしている。約3500キロのコースを超える全行程を自転車と共に事故のないように伴走するのであるから大変なものである。

このツール・ド・フランスがヨーロッパ中を派手な紋章の入った御旗と鎧兜に身を包み、馬で駆け抜けた中世騎士団からの伝統から来ているように思えてきた。

そのフランス国家警察のパトカーから沿道市民にプレゼントされたキーホルダー。裏にはwww.interieur.gouv.frの文字が入っている。(隣にいたスペインの若者が拾ったものを物欲しげにしていたら譲ってくれた。)



フランスの警察は洒落ている。

いつもお犬たちの散歩のために通っているアラバサーダと呼ばれる森を抜ける道を、ツール・ドの自転車群が凄いスピードで駆け下りて来る姿をイメージすると、このレースでかなり自分もツール・ドのファンに近づいたな思う。

今年はバルサの3大チャンピオンとこのツール・ド・フランスでバルセロナ、カタルーニャはスポーツの大当たり年で最高に盛り上がっている。
やはり、映像を通してだけでなく、カタルーニャの市民と一緒になってこの興奮を共有することができたのは幸運なことであったと思う。

この日、パンプローナでは牛追い込み祭りエンシエロが4日目を迎えていた。前回のプログで「けが人続出の朝からハラハラドキドキもので、あまりの危険さに思わず笑ってしまった。」と書いたが笑っていられない事態になった。
27歳のナバーラ出身の若者がたくさんの人と走っている時に接触し倒れ、そこを後ろから来たカプチーノと呼ばれる牛に首から胸を一突きされ出血多量で死んだのだ。その映像は詳細に何度も放映された。昨夜の日本語放送、NHKのニュース(その映像を一部カットされていたが)にも放映されていた。

それでも次の日,『日はまた昇る』といつもと変わらずエンシエロは行われた。
それがヘミングウェイが感動したスペイン、ナバーラの奇祭、パンプローナの牛追い祭り『エンシエロ』なのであろう。

実際に映像ではなくナバーラ人と共にこの祭りの熱狂に少しでも触れたら、危険で怖いなどといっておられず、「Mas Mas(もっと、もっと)」と言っている自分がいそうな気がする。

自分がスペイン人化したのか、それとも本来の人間に戻りつつあるのか・・・

来年はこの時期パンプローナに行きたいと思う。




| U1 | サンクガットの街 | 00:56 | comments(0) | - | -
バルサのヨハン=ジョアンとサンクガットのタピストリー展  
昨夜はレアルマドリッドが負け、スペイン国王杯に続きバルサの二つ目のタイトルリーグ優勝が決まった。残すは三つ目のタイトル、ヨーロッパチャンピオンを決めるユーロ杯が27日ローマでイギリスの強豪マンUとの試合が行われる。

あと一つとバルサへの期待で全バルセロナ市民は大いに盛り上がっている。

92年バルセロナオリンピックの年、オランダ人のヨハン・クライフ監督がロンドンでユーロ杯優勝をもたらした時のことを思い出す。あの時のオリンピック前夜の熱狂もたいへんなものだったが、今回は3つのチャンピオンズカップ全てを手にするという史上初めての快挙とあって、期待はそれ以上に高い。その時キャプテンであったジョセップ・グアディオラが今年からバルサの監督となり,クライフのサッカーの遺伝子がこの歴史的快進撃の元になっていると思われる。

バルサの会長は、ジョアン・ラポルタという。まだ47歳と若い。私と同じサンクガットの住人である。今やこの街の名誉市民的存在となっている。

ミロのタピストリーは、やはりこの街の工房で織られたと前にこのブログで書いた。ミロの名前は、スペイン語だとホアンであるが、スペイン人よりもカタラン人であろうとするので、ジュアン・ミロと一般に言われる。

ヨハン=ジョアン=ホアン=聖人ヨハネということになる。

五月晴れの良い天気に誘われて、コンテンポラリータピストリー展が元カタルーニャタピストリー学校(ESCOLA CATALANA DE TAPIS en CASA AYMAT)で開催されているので見てきた。



あまりの現代タピストリーの大作の数々が展示されているので驚いた。
1955年以降、ここでスペイン現代タピストリーを代表する作家ロヨ,グラウ・ガリーガによって織られてきたのである。



ロヨはミロとのコラボレーションによって『TARRAGONA』の大作を生み出した。またピカソ、タピエス、スビラックの原画を元にしたタピストリーも織られている。



ミロの『TARRAGONA』



ピカソの作品



タピエスの作品



スビラックの作品



| U1 | サンクガットの街 | 20:37 | comments(0) | - | -
五月晴れのサンクガットの森 収穫の春 2
このところまた天気が悪い日々が続いていたが、今日は素晴らしい五月晴れ。新緑の美しいサンクガットの森に愛犬3匹と入る。
マツは森の奥にある貯水池まで来ると、いきなり池に入って行き水を飲み始める。その時のワンショット。



まるで牛の如く草を食べているお犬達。左からラン(娘)、マツ(息子)、ベル(母)

今年の春は雨が多く、昨年の秋は雨が少なかったせいか、キノコの王様『ポルチーニ』の春の収穫は続いている。食べきれないのでソースとパテにしてビン詰保存する事にする。秋はキノコ探しの人がこの森に多く入り収穫が少ないが、このお犬達との森への散歩のお陰で思わぬ大収穫となった。





瓶詰にしたキノコソースと直径20cm程あった『キノコの王様』
 
特にこの激変の時代、人がしていないことでも自分の信じることを続けていれば何時かは神様が降りてくることを実感する。
| U1 | サンクガットの街 | 02:47 | comments(0) | - | -
動物の守護聖人サン・アントニオのパレード
この週末、ようやくランのヒートも終わり3匹揃ってサンクガットの森に入る。

森からの帰り道、近くの乗馬クラブの人たちが着飾って列を成し、街の中心へ向っている。
そうか。今日は動物の守護聖人サン・アントニオのパレードがあることに気付く。

家に近づいていくと既に警官が出て、道路を閉鎖している。もうすぐパレードが始まるらしい。子供からお年寄りまで人がどんどん集まってきている。
駐車場に入れることを諦め、路肩に車を止め、3匹を繋いでパレードを見ることにした。

最前列の鼓笛隊の後、きれいに飾り付けられた馬車に乗ったサン・アントニオが目の前を通って行く。今年は偶然にも3匹と真近にお参りすることができた。きっとご利益があるに違いない。




ランはいつもと様子が違う家の前の風景にびっくりしている。
パレードに参加している人たち、周りの人たちもこの3匹のダルメシアンを祝福してくれて、一緒に写真を撮っている。市民が一緒になって楽しんでいる、このほのぼのとした動物が主人公のパレードが微笑ましい。


| U1 | サンクガットの街 | 04:25 | comments(0) | - | -
サンクガット 街のクリスマスを迎える準備 (3)
旧市街地にあるバルセロナ広場での『ベレン』が昨年通り見ることができたことに満足し、さらに昼休み人通りの少なかったサンタマリア通りへとむかう。通りのイルミネーションがシンプルで可愛い。



サンタマリア通りに繋がる通りの窓の奥に、『ベレン』を可愛らしく飾りつけたお家を発見!写真撮影。



サンタマリア通りに到着。昼休みの人通りの少ない時とは対照的に、人通りが多く活気があり、市民がクリスマス前夜を楽しんでいる様子が伝わってくる。



信号を渡り、教会広場まで続く街のメインショッピング通り、サンチャゴ・ルシニョール通りへと入る。サンチャゴ・ルシニョールはモデルニスモの有名な画家の名前から来ている。通りの入口には、時間で規制されている車止めがあり、昼間来た時は出ていなかったが、人通りの多い今の時間帯には赤の信号で車止めが出ている。



教会広場に近づくにしたがって、通りのイルミネーションはゴージャスになって行く。



教会広場入口に付く。
昼間、子供のアトラクションの風船遊具の準備をしていた所だ。糸杉の青白い発光ダイオードのイルミネーションが美しい。



昼間はプラスティクの塊であった子供のアトラクション遊具に空気が入り、子供たちが楽しそうに飛んだり跳ねたりしている。一年に一度、待ちに待ったクリスマスの到来である!



教会入口には4本の糸杉が電飾されカタルーニャの紋章の如くシンボリック立っている。



教会ファサード。バラ窓が教会内の光で映し出され、昼間見るのとは違い幻想的である。



明日のクリスマスミサの準備が整った教会祭壇から、中央シンボリアの8角形吹き抜け天井。石積みのボールト天井が美しい。



さあ、準備は整った。サンクガットの街は、今夜ののクリスマスイブを待つばかりだ。

スペインのクリスマス=Navidadは年を越し、2009年1月5日のレジェス マゴスのガスパール、バルタサール、メルキオール3賢王の行進まで続く。
| U1 | サンクガットの街 | 07:34 | comments(0) | - | -
サンクガットの街のクリスマス準備 (2)
夕方暗くなってまた街を散歩する。

今年のベレンは今まで通りバルセロナ広場に作られたのだろうか?と思いつつ向う。去年までサンクガット旧市街にあった市庁舎前の広場である。昼間見た新市庁舎前のモダンで明るい広々とした広場にあるのかなと思っていたが、あるのはコジャレた長ベンチやジグザグの一人用ベンチ、街灯、『電木』とデザインストリートファーニチャー群であった。確かにあのやたらとモダンな空間には、キリスト誕生シーンのジオラマ『ベレン』は合わないよなあと思いながら歩いて行く。

広場の入口まで来ると、なぜか全体がすごく明るい。



広場に植わっている全てのプラタナスの太い幹に白のダイオードのイルミネーションを巻いて豪華にライトアップしてある。



広場中央に例年同様、『ベレン』が作ってあった。





やっぱり『ベレン』は旧市街地の周りが古い建物に囲われた広場でないと雰囲気が出ないよなあと納得する。
去年の『ベレン』のシ−ンと比べて見ると今年のものは少し違っていることが分かる。昨年のを見るとマリア様、ヨセフ、生れたばかりのキリストの聖家族と3賢人と一人の羊飼いであったが、今年は2賢人と2人の羊飼いがキリスト誕生に立ち会っている。

毎年『ベレン』の写真を撮って、キリスト誕生シーンの見比べ違い探しをするのも面白いかもしれない。
| U1 | サンクガットの街 | 03:21 | comments(0) | - | -
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