バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
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シャブリ(Chabris)は23年前パリでの思い出の味
昨日9月18日はバルセロナ到着23年の記念日。
フランスで買ってきた白ワインで二人で祝う。
23年前のちょうど2ヶ月後に生まれた息子は、今はイギリスの大学で建築を学んでいる。

思えば23年前、パリのカルチェラタン近くの市場で買ったシャブリ(Chabris)の味で本当のフランスを知ったような気がした。それまで日本で飲んできた白ワインとは比べものにならないくらい美味しかったのだ。ヨーロッパの本物の凄さをまず最初にシャブリから学んだのかもしれない。

それから、かなり走り込んであったルノー5の中古車を買い、車両保険に入る。車両保険の方が車の値段より高かったのでびっくりしたものだ。リモージュ、カルカッソンヌと2泊して、3日目の夕方ようやくバルセロナに着いた。当時のバルセロナはまだオリンピックが決まる前で、街全体が薄暗くゆったりとしていたのが印象的であった。あの時のガウディのカサ・ミラも黒ずんでいていて恐ろしいぐらいの迫力があったのを今でもはっきり憶えている。(オリンピック開催が決まってから、ファサードをジェットの圧力で水で洗い出し、今、日本の国会議事堂でもやっているように白っぽくきれいになった。)
今のバルセロナからはとても想像できない。まるで遠い昔の話のようである。

今思えば、あの時もデュクに導かれ、パリのノートルダム、カルカッソンヌ城を経て、ガウディの街、バルセロナに到着することができたのだなあと思う。

この街に23年も住み続けられている奇跡に乾杯。

そうそう、前回のプログでは家庭内反乱分子をヴェズレーの丘に残し、清貧修道会、シトー派の修道院を巡る建築探求の一人旅となったと書いた。

4時半にはピックアップに戻るということにして、素晴らしいプルゴーニュの風景の中を一人走る。途中分かれ道に、Chabrisの道路標示を見る。時計を見ると12時近くになっている。

自然と車は本当のフランスの本物の味を教えてくれたChabris方面へ向かっていた。

Chabrisの村の中心に入っていく。世界的に有名な所なのにフランスの田舎の普通の村という感じである。

観光案内所を発見。そこで地図をもらい、お兄さんお薦めのワイナリーを教えてもらう。すぐ近くに2,3軒老舗のがあるという。これがあのChabrisの白ワインの所だと思うとワクワクしてきた。

一人旅は気が楽である。

まずは最初の店に入る。石造りの古いワイナリーの壁一面にChabrisがびっしりと埋まっている。誰もいない。暫くして、回り階段からお姉さんが「ボンジュール」と降りてきた。

栓の開いた1er cruとChabrisを試飲する。せっかくなので、Gran cruも試飲してみることにする。ワイン保存庫から持って来たものを新しく栓を開けてくれた。まず彼女がテスティングして、「セ ボン」と言う。さすがに、前に飲んだものよりもきりりとしたあの美味しいシャブリであった。

せっかくここまで来たので記念にこれと同じものを買う。

昼飯の時間になったのでレストランを探す。地下のワインカーブを改築して洒落たレストランになっている。メニューを見ると、食事に合わせ、ここのワイナリーのChabrisを2種類飲ませてくれるとある。アクリルを使ったインテリアがよい雰囲気だったのでここに決める。







重厚な石積みボールトのワインカーブ空間に薄グリーンの透明アクリル板の椅子と机。白ワインのビンの色に合わせたおしゃれなインテリアである。フランス風のモダンな絵が気に入った。



フランスのエスカルゴは、スペインのカラコレスに比べると高貴な感じがして、カタツムリの王様。これにシャブリはよく合う。
至福モードでChabrisの村での昼食となる。

ブルゴーニュでの建築探求の一人旅は楽しい。








| u1arc | ワインのカテドラル | 21:56 | comments(0) | - | -









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