バルセロナ建築漫遊記

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昨日1月17日は動物の守護神=聖アントニウスの日

昨日1月17日は動物の守護神=聖アントニウスの日
毎年私の住むサンクガットではこの動物の守護神を祝うパレードが盛大に行われる。



今年はわが家のテラスからのパレードを見ることになった。マツも聖者の行進を見守る。






どういうわけか子供たちが乗っている馬車に女性物の下着が釣り下がっている。
『聖アントニウスの誘惑』に必要なものだったのだろうか?



着飾った乗馬クラブの一団。



コルクの原料となるコルク樫の木の皮を荷台に載せ当時の衣装で馬車を曳く。



聖アントニウス祝う特別のドーナツ状のケーキの広告。

聖アントニウスはサン アントニオと呼ばれガウディ然り、スペインで人気のある聖人である。フランシスコ修道会のバドゥバの聖アントニオもこのアントニオに由来する。
3世紀の中頃、エジプトのキリスト教徒の裕福な家庭に生まれたが、相続した財産を妹や貧しい人々の為に譲り、自分は砂漠で修道士として苦行し、たくさんの 弟子に囲まれて105歳まで生きたと言われている。その様子をアレクサンドリアの主教が『アントニオの生涯』としてギリシア語で書いて、それがキリスト教世界に広まり、 100年後に修道院の創設者として聖人として祀られたらしい。

修道士会の始まりとされているベネディクトは、6世紀ローマ近郊のモンテ・カッシーノでアポロ神殿跡に修道院を建て会則を定め、キリスト教修道院の原型を作った。それがローマ法王権力と結びつき対異教勢力として中世ヨーロッパ全土に発展して言ったように思える。

その時期に聖書とほぼ同様の権威をもって読まれていたのが、ディオニシウスの『天上と教会のヒエラルヒア』で初期の中世建築にかなり影響を与えたようである。『天使』について書かれたもので、先回のイグナシオ聖窟教会の天使のレリーフで気になったルネサンス建築や絵画にある『翼を持った天使』のイコンの意味をとく鍵になる。

普段普通に行われているキリスト教の宗教行事から西欧の建築図像学的な理解が深まっていく。

| u1arc | サンクガットの街 | 16:06 | comments(0) | - | -









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