バルセロナ建築漫遊記・未来へ

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サグラダファミリアついに21世紀のカトリックバシリカ大聖堂へ 1
2010年11月7日、13時15分、ローマ法王によるサグラダファミリアの奉献(consagrado)の3時間にもわたる華麗で厳粛なミサの式典により、ついに21世紀のカトリックバシリカ大聖堂がバルセロナの街に誕生した。

24年前にバルセロナに来た頃は数人の石工たちがのんびりとコツコツと彫っていて、永遠に終わらない建築工事=『永久建築』という感じであったが、オリンピック開催決定を機に中世からの石積み工法から鉄筋コンクリートの近代建築工法となり、一気に工事が進みあっという間に屋根がかかり今日の日(consagrado)を迎えることになった。

とにかくこの歴史的瞬間を自分の目で見てみたくてサグラダファミリアを目指して朝8時、車で家を出る。
周辺の道路は閉鎖され近くには近寄れないので、迷った末にすこし離れたディアゴナルとパセオ・デ・グラシアの近くに8時半頃止めることができ、そこから歩くことにする。

ディアゴナル通りを下りてCasa de les Punxes(針の家)まで来るが、交通規制のためかこのように車は通っていない。



さらに下ってプロベンサ通りを左折して暫く歩いていくと、サグラダファミリアを目指している人がだんだん多くなってきた。西側ファサードの御受難の門の塔が見えてきた。この先の通りからは遮断されているので一般では近づけないようになっている。



せっかくきたのだからローマ法王を一目だけでも見てみようと『パパモービル』が通るマリナ通りへと向かう。



マリョルカ通りの御栄光の門の建設途中の柱には真紅の布が巻かれ、ローマ法王をここの門扉から迎える為の準備がされている。



パパを見に来た人々の為にこのような小旗を配っている。皆(私も含め)われもわれもと記念にもらっている。



『パパモービル』が通るマリナ通りとバレンシア通りの交差点はこのようにパパ大歓迎の垂れ幕と、若者達がギターを弾きその周りをサークルになって踊っている。どんどん興奮のボルテージが上がって行く。宗教とはほとんど関心のないようなキャピキャピした女の子達のグループの黄色いコールが盛り上げていく。

暫くするとウォーという大歓声が聞こえてきた。
皆カメラを高い位置に構えパチパチとシャッターを切り始めた。
自分も一緒になって手を伸ばしシャッターを押したが、あっという間に通り過ぎ去ってしまった。

何とかローマ法王が写っていたのがこの一枚。

 

!!本当に『パパモービル』の中から手を振っている姿があった!!

| U1 | ガウディ | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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