バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
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2010年 el fin de año=大晦日
今日は2010年最後の日、 el fin de año=大晦日である。
恒例のバルセロナのランブラス通りにあるボッケリア=サンホセの市場まで正月の為の買出しに行ってきた。

新しい年を迎えるには、やはりいいものが揃っているボッケリアまで行かないとというのが、ここ十年の我が家の決まりみたいなものになっている。特にこのスペイン不況の中でも良い年を迎えたいという願いも込められている。

今年は去年に比べ漁が良かったようで、形の良い2キロの大鯛と3.5キロのガリシア産の大蛸の極上物が手に入った。

目の前で大鯛の鱗と内臓だけとってもらう。



大蛸が赤く茹で上がったところ。プリプリして美味しそう!!!




明日の2011年、元旦のおせちが楽しみ。


今年を振り返ってみると、スペインにとって2010年はたいへん重要な年となった。
一つ目はなんといってもワールドカップのスペイン優勝
その優勝に貢献したのはプジョール、ヴィリャ、ピケ、イニエスタ、チャビなど皆バルサの選手達であった。

二つ目は『永遠の建設現場』といわれていたガウディのサグラダファミリアが、21世紀のバシリカ教会堂としてベネディクト16世を名乗るローマ法王によって聖別されたことである。

今年の私のブログはイグナシ・ロヨラの聖窟教会に始まり、年末UCANDONOの聖窟教会で終わろうとしている。

この教会からボルジア=ボルハ家と繋がり、アラゴン・カタルーニャ王家が深く15.16世紀のイタリアルネサンス文化の繁栄に関わっていたことが知ることができ たのは最大の収穫であった。それをさらに遡っていくと、3世紀にロレンソが殉教する前にローマから生まれ故郷であ るアラゴンへキリストの聖杯を送ったことがことの始まりらしい聖杯伝説に繋がってしまった。

本当に『巡るー 巡る〜よ 時代は巡る〜』なのであった。

中世ヨーロッパ社会の最大権力、ローマ法王とローマ皇帝の座を手に入れたカルロス一世スペイン王で頂点を極め、その子フェリッペ2世へと引き継がれ、キリ ストの墓のあるエルサレムの聖墳墓教会からスペインに新しい聖都=『ヌエバ エルサレム』を建設することを計画した。

それがグラナダのアルハンブラに楔の如く打ち込まれ たカール5世宮であり、サン・ロレンソ=エル エスコリアル宮であるように思えるようになった。


そのヨーロッパの歴史を創って来た戦略的都市国家であるバルセロナの重要性を、今のEU諸国スペインの中で再認識させられた一年であった。




主宰はサルバドール・タラゴで、歴史的建造物の保存に取り組んでいるNPO団体『SOS MONUMENTOS』からクリスマス&年賀カードが届いた。
私も今年からこの会合に参加させてもらっている。

8年にも及ぶバルセロナ市とカタルーニャ州を相手に建築家生命をかけた保存運動で、ようやくカタルーニャの紋章の4本の線をシンボライスしたイオニア式の巨大柱が元あった場所近くに再建築されたと本人から聞いた。実現の為に2万人の署名を集めたとのことである。

この4本柱は、ミースパビリオンの建ったバルセロナ第二回目の1929年万博の時に、プッチ・カダファルクによって計画されたもので、開催直前にカタルーニャ色が強いという政治的理由で取り壊されてしまったという。この4本はそれぞれ、アラゴン、カタルーニャ、バレンシア,マヨルカを意味している誇り高いアラゴン・カタルーニャ王国なのである。

レアル=realなカタラン人の信念はこの歴史ある誇り高いアラゴン・カタルーニャ王国の血脈=sangre realに由来している。


| u1arc | バルセロナの街 | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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