バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
<< バルセロナのレアル(王様)たちが眠るポブレーの修道院の城塞 | main | 新聖杯伝説 シスターズトライアングル              バイボナ(Vallbona)シトー派女子修道院  >>
伊東豊雄 FIRA BCN 1fase 『kagamiwari』 オープニング

昨日は伊東豊雄のバルセロナでの最初の作品FIRA BARCELONA(バルセロナ国際見本市会場)の第一期工事が無事終了し、スペイン皇太子出席のもと公式オープニングが行われた。前回のブログ『川の流れのように』 伊東豊雄のバルセロナ国際見本市会場で紹介した。
午後9時過ぎからミースパビリオンで、日本的なオープンセレモニー『kagamiwari』(鏡割り)を行ったが、9時を回っているのに、このようにまだ明るい。ヨーロッパのこの時期はジュンブライドと言うだけあって、日本の梅雨とは違い気候がとても良い。本当に暮れそうで暮れない黄昏時なのでした。
そう言えば、11年前のこの時期この場所で伊東さんの建築パフォーマンスをAIU(世界建築家連合)のバルセロナ総会の企画としてオルガナイズしたのであるが、午後10時から始めることにした。聞きに来た人たちは、何でそんな遅くからと不思議に思ってやって来た。それも、この時期なかなか暗くならないことに由っていた。薄く水を張ったプール越しのトラバーチン大理石の壁(人が立っている向こうの壁)をスクリーンにして伊東さんの作品の野外上映会をする計画であったからである。一枚目の「横浜風の塔」の綺麗なイルミネーションのスライド写真が上映され、そのプールの水面に映し出された時の美しさは、ミースの建築空間と共鳴しあって幻想的で、ゾクゾクっとしてなんともいえない快楽感を覚えたのは今でも鮮明に自分の記憶の中に残っている。あれから11年が経ち、次の年には2Gの伊東豊雄特集号「SECCION 1997 Toyo Ito」をゲストエディターしたものが出版され、FIRA BARCELONAが指名設計コンペの形式で最優秀案に2001年に選ばれ、そして昨日ようやく第一期『川の流れのように』が完成をみた。
「あの時の講演が、私人生の最高の講演でした。」と伊東さん自身からお言葉を戴け、昨日は祝い酒は、自分にとってしみじみ感慨のこもったものとなった。
形にするまで苦労は多いが、建築芸術をやっていて救われる瞬間である。
それが明日、また建築へむかう力となる。
がんばろう!
| u1arc | 伊東豊雄 | 18:29 | comments(0) | trackbacks(0) | -









http://blog.u1architects.com/trackback/266380
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

このページの先頭へ