バルセロナ建築漫遊記

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マルティネイのワインのカテドラル 7  El Pinell de Brai


フリーズ正面入口部分、ハビエル・ノゲス(Xavier Nogues)の村の様子をユーモラスたっぷりに描いた絵巻物風タイル

正面ファサードのこの醸造所の紋章絵タイルには1917年となっているので、この年から既にプロジェクトが絵タイルアーティストのノゲスとのコラボでやっていたことがわかる。建築ガイドブックによると1918−1922と4年間の歳月を費やしている。
この村は、バルセロナから遠く離れたエブロ川沿いの小さな村にもかかわらず、マルティネイとノゲスのコラボで、ワインのカテドラルの代表作と言われている。マルティネイの初期のプロジェクトを村のレンガ・石積み職人(alban~il)がコツコツと思考錯誤を重ねながら長い時間をかけて積んで行った感じである。バルセロナから遠い所にあるのでマルティネイの現場監理もままならず、材料はその地方に使われている伝統的な材料を使い、工事はかなりの部分を村のalban~ilに任せざる終えなかったと思われる。その為か、この地方の土着的な匂いのする建築に仕上がっている。またフリーズに貼られたノゲスのこの村のブドウの収穫、醸造、祭りの人々の酔払った様子までも描いた長い絵巻物風タイルが、このワインのカテドラルに彩りを添えている。
新しいNoucentistaの新世紀建築様式というよりも、マルティネイの建築学的デザインで、レンガ、石を合理的にに積み上げたもので、正しくカタルーニャの農村に根付いた土着的で伝統的な建築と言える。
| u1arc | ワインのカテドラル | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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