バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
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ガウディの建築 ペドレラで行われているUkiyo-e展
今日は中秋の名月。

地中海の水平線上から出てくるティビダボ山からの月の眺めも素晴らしい。
眼下に黄昏時のバルセロナの街を望み、その向こうには群青色の地中海、その左の端の方の水平線から上ってきて、月の光で海がキラキラ輝きを増してくるのを観るとが本当に美しいと思う。
この秋の月見で季節の自然を楽しむという風流は日本の伝統であると感じる。
その日本の風流の文化をよく表現した浮世絵が19世紀末から20世紀初頭にかけてのジャポニスムとして欧米でブームとなった。それは有機的曲線を多用するアールヌーボーの芸術運動にも連動し、重なっている。その芸術史のエポックで見ていくと、カサ・バトリョとカサ・ミラ(通称ペドレラ)はその時期に当たり、ガウディの建築はアールヌボーの建築として一般に分類される。

今、ガウディの建築 ペドレラでUkiyo-e展が行われている。











ガウディの有機的な曲線と浮世絵の曲線が共鳴し合い、良いハーモニーを奏でている。近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトも有名な浮世絵コレクターであったという。日本の浮世絵が近代建築の遺伝子としてこの時期に組み込まれたのかもしれない。

これから3匹のダルメシアンを連れ、ティビダボ山近くの森まで中秋の名月を観に出かけることにしよう。



2008年9月15日9時頃バルセロナ、ティビダボ展望台からの名月。
月の下は地中海が月光で輝き、その手前はヌーベルのアグバルタワー、さらにサグラダ・ファミリアがシルエットで見える。
| u1arc | ガウディ | 02:39 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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