バルセロナ建築漫遊記

バルセロナからの気ままな発信です。
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本場バルセロナのReyes Magos=東方の三賢王のパレード
昨日はReyes Magosの日。

12月25日キリストが生れた10日程後、年を越した5日の晩に東方の3賢王ガスパール、メルキオール、バルタサールがそれぞれプレセントを持って、キリストの誕生を祝ったという福音書を元にこのお祭がある。子供たちは良い子にしているとこの異国の王様にプレゼントをもらえる信じているのでどの街でも熱狂的に迎える。その反対の悪い子には炭を置いていかれるという脅し効果も効いている。

私の住むサンクガット市も、3賢王はヘリコプターで空から舞い降りてきて盛大に迎えられる。この街に引っ越してきてからここのReyes Magosのパレードで済ましてきたが、今年は久しぶりに本場バルセロナの盛大なパレードが見たくなり、電車でバルセロナの街に出かけた。

夕方、日も暮れかけた頃、旧市街の中心、市、州庁舎のあるサンハイメ広場に到着。ここには毎年立派なベレンが作られていることを思い出したからだ。子供連れの人々がニコニコしながらどんどん集まってきている。この暮馴染むバルセロナの街の雰囲気がとてもよい。




向って右の所に、椰子の木で囲まれたオアシス風の立派なベレンの飾りつけがあった。大きな鉄のチューブを輪切りにして酸化鉄塗装をした植木鉢を何個も使ってガーデニングがされている。今年はサボテンなどの砂漠の植物が植わっていた。ガーデニングを担当したのが、ルビオ イ トゥドリの造園学校の学生たちと書いてある。ルビオ イ トゥドリと言えば、ガウディの高弟のジョアン・ルビオの親類で、やはりタラゴナ出身の建築家である。バルセロナ第2回目1928年の万博ではモンジュイックの公園のランドスケープデザインを担当した。建築家というよりはPaisajista=造園家として有名だ。その名前を冠した造園学校がモンジュイックの丘にある。





東方の3賢王。ガスパール王はギリシア人で白人。
       メルキオール王はインド系で黄色人。
       バルタサール王はエジブト人で黒人。
という設定でそれぞれの王が人種の代表になっている。



ここでは羊飼いの他に、アヒルを飼っている農婦がいる。
プレゼが豪華になるほどエキストラの数も増える。




ベレンゲール3世の騎馬像の背後の壁は、ローマ時代の市壁で、その市壁を使い14世紀にゴシック様式のバルセロナ王宮が造られた。
左ゴシックの塔の美しいアガタ王宮礼拝堂。



今、ファサードを足場で組み上げ、改修中のバルセロナカテドラル。



内部に入ると、ミサが行われている。



バルセロナ港から上がるレエタナ大通りとカテドラル広場の交差する所。カタルーニャ銀行本店の立派な建物がライトアップしている。もうすぐ始まるパレードに子供からお年寄りまでたくさんの人が集まってきて、皆、期待に胸を膨らませているのが分かる。



そのすぐ近くには、ミラーリェスのサンタ・カタリーナ市場の建物が円錐のクリスマスツリーと共にセンス良くオシャレにイルミネーションされている。



7時を過ぎた頃、まず、騎馬警官が道路にはみ出た人たちを払い出し、その後5台のパトカーで『悪いことはさせないぞー』と言う感じ睨みを利かせ、白馬に乗った騎馬音楽隊がラッパでカタルーニャのクリスマスソングを演奏し、どんどんパレードの雰囲気を盛り上げて行く。
バルセロナ街ツアーの天井のない2階建てバスに乗った白人種バルタサールの登場。機械仕掛けの大きな魚の山車、大きな流れ星の山車。王様への手紙を集めにまわる車。きらびやかな衣装を身に纏い、音楽に合わし踊る行列。山車に乗手いる子供たちが飴の雨を降らし、それを採ろうと人々が群がる。大通り一杯に埋め尽くした観客たちを興奮の渦に巻き込む。















街の中で壮大なテアトロをやっているようだ!

最後、黒人代表のガスパール王の山車の前で踊る黒人たちの太鼓のアフリカの激しいリズムが印象的であった。
もうすぐ就任するオバマ新アメリカ大統領を祝うかのような演出である。

気が付いてみたら皆と一緒になって道路に落ちている飴を夢中に拾っている自分がいた。
一度付いた習慣は忘れない。


バルセロナでは、このReyes Magosのパレードが人種を超え、平和の祭典として子供から大人まで新年を楽しむ大切な行事となっている。



一時間程のパレードが過ぎ、やっぱりバルセロナのReyes Magosはいいなとその余韻に浸りながら、クリスマス電飾が連なりあって幻想的なゴシック地区の古い街並みの狭い道を抜け、ランブラス通りに出る。



クリスマス飾りの花のランブラスを通りカタルーニャ広場の駅から家路に着く。

これで2008−2009年バルセロナの年越しのクリスマスは終る。
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